Soar cognitive architecture
Soar(State, Operator And Result)は、1983年にジョン・レアード(John Laird)、アレン・ニューウェル(Allen Newell)、ポール・ローゼンブルーム(Paul Rosenbloom)によってカーネギーメロン大学で開発された汎用認知アーキテクチャ。人間の知性・認知のあらゆる側面を統一的に説明・実装することを目標としている。
いくつかの種類のメモリを持つ
ワーキングメモリ(Working Memory):現在の状態・文脈を保持する短期記憶
プロシージャルメモリ(Procedural Memory):ルールやオペレータなどの手続き知識
セマンティックメモリ(Semantic Memory):一般的な事実・概念の長期記憶
エピソードメモリ(Episodic Memory):過去の経験の記憶
知覚・運動(Perception/Motor):外界とのインターフェース
意思決定サイクル
入力フェーズ → 精緻化フェーズ → 意思決定フェーズ → 適用フェーズ → 出力フェーズ
インパスとチャンキング
インパス(Impasse)
意思決定に行き詰まった状態のこと。Soarの最も重要な仕組みの一つ。
複数のオペレータが競合して決定できない
必要な知識が不足している
このとき、Soarは自動的にサブゴール(Sub-goal)を生成して問題解決を試みる
チャンキング(Chunking)
インパスを解決したとき、その経験から新しいルールを自動的に学習する仕組み。これがSoarの学習機能の基盤であり、熟練した問題解決が可能になる理由